京ことば通信 ===========================================霜月
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★京ことば 「ばったりしょうぎ」 相馬 大
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江戸時代は、「揚店(あげみせ)」とよび、そこに、商品を、
ならべた店(棚・たな)である。そこに、見本だけがあり、注文
があると、奥からもってきて、売るようになっていた。
明治以後、その用を失い、腰かけ用の床几(しょうぎ)となっ
てしまう。それで、ばったりと、あげたりさげたりする、「ばっ
たり床几」という名が生まれてくる。これは、蔀(しとみ)の下
の一部分で、夜は、戸になる。それを、「蔀門口(しとみかどぐ
ち)」とも、江戸時代にはよんでいた。
外山なる 柴の立ち枝に
ふく風の 音聞くをりぞ
冬はものうき
曽根好忠
朝、店を開くことを、「蔀門口を明けて」(二代目に破る扇の
風・井原西鶴)という。この二代目は、ふとしたことで、島原に
かよいつめ、初代のきづいた全財産を失う。ばったり床几は、商
家の象徴でもあった。
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★霜月の京だより
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11月8日(木)御火焚祭(おひたきさい)
[伏見稲荷大社 京都市伏見区]
御火焚は11月に京都で行われる行事で、各神社で社前におい
て神楽を奏し火を焚き上げて無病息災・家内安全を祈る。又、火
を扱う鍛冶屋・染物屋・造酒屋・料理屋などでも護摩木を焚きミ
カンや饅頭を供える習わしがあります。
伏見稲荷大社では一年の五穀豊饒を感謝し、春に水口祭で迎え
た田の神の依り坐す稲藁を忌火で炊き上げ、田の神を山に送って
新春に大神の再来を祈願する神事が行われます。
祭は午後一時より本殿祭が行われ、続いて斎場で火焚神事が行
われます。その忌火により全国の信者や参拝の人から寄せられた
罪業の形代(かたしろ)である火焚串を焚き上げ、家内安全・罪
障消滅・万福招来を祈ります。火焚神事は夕刻まで続き、大きな
炎は初冬の澄み切った空を赤々と焦がして燃え続けます。
午後六時からは本殿大社前で火を焚き、御神楽「人長舞」が奉
納されて神意を慰めます。「鞴(ふいご)祭」とも呼ばれるこの
祭は、数多い伏見稲荷の祭礼の中でも最も古く且つ重要な祭儀と
されています。
御火焼(おほたき)や 霜うつくしき 京の町
[与謝蕪村]
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風韻季菓 凩(こがらし)
(心・小割栗入餡 潰小豆入軽羹製 棹もの)
小豆の皮をあしらった軽羹地と小割栗餡は冬枯れの色、冬木立
に見立てた棹ものにて亭々たる裸木、晩秋の蕭条とした風情を
表しました。
●風韻季菓 冬至柚
(心・白味噌餡仕立 柚子入道明寺餅製)
道明寺餅仕立てに柚味噌の仄かな香りーーーその精気に京の冬
をしたため、味覚の厄払いと致したく、丹精を尽くしておりま
す。
【価格】 ・凩 1棹 1、200円
・冬至柚 5個入 1、350円
・凩 1棹/冬至柚 5個
化粧箱入詰合せ 2、600円
【販売日】 11月2日・3日・4日・6日・7日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■ サザンカ
http://www.kogetsu.com/wa/53sazanka.htm
春のツバキと同属だが秋に咲く。ツバキとは子房に密毛があ
り、若枝に多いので違う。
山口県や四国・九州に野生し、野生のものは花弁は白で、普通
は五枚で離生する。ツバキは花弁の下部が合生し、子房は無毛。
サザンカは京都で庭や生垣によく植えられ、花は径五〜八セン
チ、白色や紅色、八重のものなど、園芸品種はきわめて多い。
詩仙堂にはサザンカの大木があり、花は白で径三〜四センチ、
晩秋から冬に咲く。江戸初期に石川丈山が植えたと伝える。
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