京ことば通信 ===========================================師走
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★京ことば 「なってん」 相馬 大
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京都には、名所(めいしょ)が多く、わらべ唄にも、「京の金
閣寺を拝みましたか/ご覧じましたか/楠天井(くすのきてんじ
ょう)の一枚板(いちまいいた)/萩(はぎ)の違棚(ちがいだ
な)/南天(なってん)の床柱(とこばしら)/名所名所名所」
があった。金閣寺といえば、夕佳亭(せっかてい)の萩の違棚と
南天の床柱が、有名である。
その南天の床柱を、「なんてん」と言わずに、「なってん」
と、京都のひとは言う。この、わらべ唄も、「なんてん」では、
発音しにくいかららしい。庭の南天の実も、露や霜で、赤く色づ
いてきた。
冬になりて いくたび霜の
かかりけん 南天(なんてん)の実の
赤くなりたり
三ヶ島葭子(みかじまよしこ)
南天は、「庭中(にはなか)に植(うゑ)れば、火災(くわさ
い)を避(さ)く」(和漢三才図会・わかんさんさいずえ)とい
われ、鬼門にも植え、祝いごとの赤飯にも南天の葉をのせる。
「なってん」は、やさしい女ことばであった。それが、いま、京
ことばとなっている。
※ナンテンは、古く鎌倉時代の文献にその名が見え、その名が
「難天」に通じるとして厄除け・魔除けに植えられました。
又かって中国では聖竹と称し正月に寺廟の祭壇に供えたり家
や船の中に飾った習慣が日本に伝わって、元旦の床飾りや花材
に用いられるようになったとも云われています。
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★師走の京だより
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12月21日(金)終(しま)い弘法
[東寺(教王護国寺)京都市南区]
桓武天皇によって都が京都に遷(うつ)されたとき、国家鎮護
のために羅生門をはさむ東西にそれぞれ官寺が創建され、東の教
王護国寺が後に弘法大師に下賜されて真言密教の道場となりまし
た。弘法大師は承和二年(八三五)三月二十一日に亡くなりまし
たが、命日の毎月二十一日、御影供法要が営まれる日が縁日とさ
れ、境内とその周辺には多くの露店が並び、俗に「弘法さん」と
呼ばれて、「天神さん」(毎月二十五日に北野天満宮で行われ
る)と共に人々に親しまれています。
毎月の「弘法さん」の内でも一月の「初弘法」と十二月の「終
い弘法」が特に有名です。「終い弘法」では正月用品など様々な
日曜雑貨品や植木・骨董品、食べ物に至るまで色々な露店が立ち
並び、まるで大きな市場があらわれたかのようになります。最近
では参詣の帰りに迎春の品を買い求める人々の他、地方の観光客
の方も多勢訪れるようになり、境内は終日大変な賑わいを見せま
す。
寄り添える 果の大師の 老夫婦
[原田冬扇]
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風韻季菓 歳のしめく栗
(小豆皮むき飴仕立 栗羊羹)
「淡味淡彩」
小豆皮むき飴に織りなす栗本来の風味を新しい豊饒の祈りとし
て一とせの味覚の「しめくくり」と致したく存じます。
●鼓月謹製 御節菓子
京のお節に欠かせない黒豆と栗金団
迎春への縁起よろしき程に―――
*黒丹波
(小割栗入甘辛黒豆製)
*栗きんとん
(純栗餡仕立てきんとん製)
【価格】 ・歳のしめく栗 1棹 1、000円
・黒丹波 1個/栗きんとん 1個
歳のしめく栗 1棹
化粧箱入詰せ 2、600円
【販売日】 12月1日・2日・3日・4日・5日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■ 冬日
http://www.kogetsu.com/wa/54fuyubi.htm
真夏日などに比べて冬日というのはなじみが薄いかも知れな
い。
最低気温が零度以下になる日のことをこう呼ぶ。
京都では、最初に冬日があらわれる日の平均は12月3日であ
る。
早い年には11月初めに、遅い年には1月になってからあらわ
れている。
ひと冬で冬日は平均して61日ある。
気温は地上から1.5メートルのところで測るので、
一般に地面付近の温度より高い。
だから霜が降りても冬日だとは限らない。
近年温暖化の影響か京都の冬日も遅くなり、少なくなってきた。
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