京ことば通信 ===========================================弥生
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★京ことば 「まち」 相馬 大
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京都は、碁盤(ごばん)の目のように、道がならび、その一桝
目(ひとますめ)を、町(まち)と呼んだ。
住所も、上京区丸太町通(まるたまちどお)り新町東入ル(しん
まちひがしいる)などと書く。それで、むかしから、「京に、町
(まち)と呼ぶところ多くて、町(てう)と唱(とな)ふるとこ
ろ少なし」(皇都午睡・みやこのひるね)と思われてきた。
けれども、それぞれの町(まち)は、ほとんどが町(ちょう)
と呼ばれている。光源氏の六条院(ろくじょういん)の、春の町
(まち)・夏の町・秋の町・冬の町も、いまは本塩竈町(もとし
おがまちょう)・平居町(ひらいちょう)などと、全部が、何々
町(ちょう)となっている。江戸時代も、同じである。
ひなだんの 五人囃子(ごにんばやし)の
笛太鼓(ふえたいこ) ききたくわれが
口にて鳴らす
福田栄一
平安朝の貴族の邸宅を、町(まち)とも呼んだ。町は、四千五
百坪ほどの、行政区画単位で、その一区画に、貴族が住んだから
である。その貴族の町あとに、後世、寺がならんでも、寺町通
(てらまちどおり)と、町(まち)をつけたかと思われる。
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★弥生の京だより
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3月15日(金)嵯峨のお松明(たいまつ)
[清涼寺 京都市右京区]
京都古来の涅槃会行事の一つで、お釈迦様を荼毘(だび)に付
した様を表すと伝えられる。「嵯峨の柱炬(はしらたいまつ)」
ともよばれ春の訪れる風物詩となっています。
午後六時半から本堂で涅槃会の法要を行ったあと、午後八時
頃、境内に立てられた三基の大松明に護摩木の火を移した藁束を
投げ込んで点火する。松明は丹波地方で集められた松の枝や葉を
藤蔓で結わえて直径約二メートル・高さ約七メートルの逆三角錘
に作られます。火が付けられるとお坊さん・多くの見物衆による
称名の声の中、みるみる大きな炎が松明を包んで夜空を焦し、火
の粉が堂の屋根に雨のように降り注ぎます。三基の松明はそれぞ
れが早稲(わせ)・中稲(なかて)・晩稲(おくて)に見立てら
れ、その火の勢いで米の作柄を占う風習があります。
当日は涅槃会の一環として、嵯峨大念仏狂言も境内で演じられ
ます。
松明も いかに嵐の山 ちかし
[野 明]
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●名勝春景 花、嵐山(らんざん)
(心・丹波大納言粒餡 塩漬桜葉風味添 羽二重餅米製)
松の緑のをちこち うす紅の花の色点々と映え、咲き競う嵐山
の桜景色は 正に風雅の絵巻───。
近江羽二重餅と小倉餡の織りなす醍醐味宜しく、花嵐山の春彩
に味わいの花を咲かせます。
●残雪萌春 なごり雪
(丹波大納言入 鳳瑞餅製)
春になって降る名残雪ははかなさ故に哀惜の情が心に通いま
す。
本菓は卵白製の鳳瑞菓を餅風に仕立てた新趣向のお菓子にてそ
の柔らかき口あたりにやがて消えゆく春の淡雪の情感を重ね丹
精を尽くしております。
【価格】 ・花嵐山 5個入 1,400円
・なごり雪 10個入 1,200円
・花嵐山 5個 / なごり雪10個入
化粧箱入詰合せ 2,600円
【販売日】 3月7日・8日・9日・10日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■ 黄砂(こうさ)
http://www.kogetsu.com/wa/57kosa.htm
春先の晴れた日、まわりの山が黄色くかすんで見えたり、車
の屋根に細かな砂が積もることがある。黄砂と呼ぶがレンガ色
に近く、雪に混じると「赤い雪だ」と話題になる。中国大陸の
冬は厳しい。大きな黄河も凍るほどである。黄砂のふるさとの
黄土地帯も凍てついてしまう。大陸にも春が訪れると、乾いた
黄土が吹き上げられる。およそ3000キロメートルの遠くか
ら上空の西風に乗って日本にやって来る。京都では三月から五
月によく見られる春の使者である。
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