京ことば通信 ===========================================卯月
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★京ことば 「しびり」 相馬 大
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桜の花が、はらはらと、その一団のうえに舞う。母の髪にも、
花びらがついている。と、子どもが、とろうとしたのだが、立て
ない。シビレを切らしてしまって、いたからである。
その座が、人数のわりに、せまくて、すわっていたことによ
る。母が、まじないの歌をうたい、おでこに、母の唇の愛を指に
つけ、こつんこつんとした。シビリも、生き物として、おいしい
ものが、まずくなるから、早く食べにと、せきたてるのである。
・・
しびり 京いのぼれ
京に 餅(あも)つける
大阪(おさか)に 粥(かい)が煮える
京のわらべ唄
このシビリは、室町時代の狂言『しびり』にもあり、正座が作
法の中心となってきてからの、ことばのように思われる。「源氏
物語」などの「ゐる」(座る)は、おおらかであり、シビリは切
れなかったようである。
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★卯月の京だより
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4月21日(第3日曜日) 吉野太夫花供養
[常照寺 京都市北区]
北区鷹峯の日蓮宗常照寺で行われる二代目吉野太夫の追善供養
行事。
江戸時代初期、二代目吉野太夫は六条三筋町遊里でその美貌と
教養で天下随一希代の名妓と謳われ、その名は遠く明の国まで伝
わったと云われる。吉野は常照寺の開祖日乾上人の学徳に深く帰
依し、私財を投じて朱塗りの山門を寄進するほどであった。後に
退廊し、京の豪商で当代一流の文化人灰屋紹益に身請けされる
が、三十八歳の若さで他界し遺言によって常照寺境内の日乾上人
廟裏に葬られている。「なき跡まで名を残せし前代未聞の遊女
也」(井原西鶴「好色一代男」)と云われた吉野と紹益の物語
は、後世歌舞伎や狂言等で度々取り上げられている。
当日は同じ鷹峯の光悦寺から常照寺まで太夫道中が行われま
す。禿(かむろ)・大傘持ち・女中などを従えて、内八文字のお
いらん歩きで練り歩きます。常照寺に到着してから本堂で法要が
行われ、境内で太夫の手前で野点が行われます。
供養の行われる頃はちょうど洛北の桜が散りそめの時期に当た
り、太夫の美しさは桜花の華やかさに例えられると云われていま
す。
都をば 花なき里と なしにけり
吉野を死出の やまにうつして
[紹 益]
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風韻季菓 水山吹
(心・薯蕷種仕立 上り羊羹製 棹もの)
葉の緑と花弁の黄金色が重なり合い山間の渓流を埋める風情
を、口当たりよろしき淡緑上り羊羹地に色鮮やかな梔子(く
ちなし)染めの薯蕷種をあしらいて、口福・眼福共に緑の風
を招きます。
●風流菓 笹のつゆ
(番茶・黒糖仕立二趣 笹包み 本わらび餅製 きな粉添)
古より伝わる本蕨 目に涼やかな透明感は元より そのなめ
らかな口当たりと歯ごたえ 淡白にして鄙(ひな)びた味わ
いはこの季ならではの親しい味覚───
番茶・黒糖の野趣ある二趣にて芳しき笹の葉の露けさよろし
く一服いただきます。
【価格】 ・水山吹 1棹 1,200円
・笹のつゆ 6個入 1,200円
・水山吹 1棹 / 笹のつゆ 6個入
化粧箱入詰合せ 2,600円
【販売日】 4月3日・5日・6日・7日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■ ヤマブキ
http://www.kogetsu.com/wa/58yamabuki.htm
京都付近は山中の崖や小川に沿ってかなり普通にある。四月
中頃から五月にかけて、黄金色の花が美しく咲く。野生の五弁
の一重が普通であるが、栽培のものは八重が多い。関東でも太
田道灌の頃からすでに栽培されていた。京都の南、奈良街道に
沿った綴喜郡井手の玉川は、奈良時代からヤマブキの名所とな
っていた。井堤(いで)左大臣橘諸兄(もろえ)が井手に別荘
を造り、玉川の縁にヤマブキを一面に植えて名所としたとい
う。
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す( http://www.mag2.com/ )。IDは0000007495です。
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