京ことば通信 ===========================================皐月
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★京ことば 「あいのま」 相馬 大
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昔からの連棟式(れんとうしき)住宅は、大きい小さいにかか
わらず一階は、三つの間(ま)からなりたっている。門口(かど
ぐち)から、通り庭が、奥の庭までつづく。その通り庭に面し、
表ノ間(おもてのま)・間ノ間(あいのま)・奥の間(おくの
ま)と並ぶ。
学校から帰ると、「間(あい)の物(もん)(おやつ)、間
ノ間の棚にあるえ」と、母がいう。裏の庭から、鯉幟(こいのぼ
り)の、はためく音がしてくる。五月人形(たいしょうさん)
は、奥ノ間に、飾られている。間ノ間は、台所ノ間(だいどころ
のま)で、通り庭に、水道・流台(はしり)・炊飯器に、昔の井
戸までが残っている。
二日三夜(ふつかみよ)さ ぬくときあらし
吹きぶりに 五月五日も
きのふすぎたる
尾山篤二郎(おやまとくじろう)
間ノ間は、二階への階段があり、襖(ふすま)の戸が見えな
い。夕食になると、二階の勉強部屋から、子どもが、おりてく
る。夕食のゆげが、みだれる。夕食がすむと、星の空でまわる、
矢車(やぐるま)の音が、しだいに、高くなる。
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★皐月の京だより
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5月5日(日曜日) 競馬会(くらべうまえ)神事
[上賀茂神社 京都市北区]
上賀茂神社の社伝によると、寛治七年(1093)ごろ内裏の
女房たちが菖蒲の根の長さを競った。右が石清水(いわしみ
ず)、左が賀茂社としたところ賀茂社が勝ったのでそのお礼に競
馬(くらべうま)を奉納したという。又同じ頃に、五穀豊穣を願
い、各地の荘園から駿馬を集めて競馬を催したのが始まりとも云
う。
当日は午前に菖蒲根合せの儀式を執り行い、午後から境内馬場
で競馬が行われる。左右各一頭が組となり、一の鳥居内の「馬出
しの桜」から「菖蒲の紅葉」まで、五番の勝負が緊迫のなかに展
開し、勝ち負けは赤と青の扇で示される(左方が赤・右方が
青)。騎手(乗尻・のりじりという)は同社旧社家の者があた
る。また、これに先立つ五月一日には、出走馬の体調・遅速など
を見る足汰式(あしぞろえしき)が行われ、組み合わせが決めら
れます。
競べ馬 一騎遊びて はじまらず
[虚 子]
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風韻季菓 紫汀
(心・栗入蒸羊羹仕立 薯蕷巻もの製 棹もの)
緑清しい五月の風の中 水辺にありて
人を魅す杜若、その姿は汀を縁取りて
ひときわ鮮―――――
薯蕷と蒸羊羹の取合せ美味しきほどに
「緑風甘肴」一服いただきます。
●茶山団子 茶薫(さくん)
(抹茶仕立 黄奈粉添 米粉製蒸団子)
新茶の旬を迎え、にわかに活気づく
京の茶処、宇治―――――
本菓は団子本来の歯ごたえ宜しく、
加えて上質の抹茶と黄奈粉の織りなす風味芳しきその余韻、
「茶山薫風」にこと寄せ戴くのも一興かと存じます。
【価格】 ・紫汀 1棹 1,200円
・紫汀 1棹 / 茶薫 6個
化粧箱入詰合せ 2,600円
【販売日】 5月9日・10日・11日・12日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■ 柏餅
http://www.kogetsu.com/wa/59kashiwa.htm
五月の節句といえば、菓子は柏餅と粽(ちまき)が代表す
る。蒸した上しん粉の餅を二つ折りにして、小豆餡か味噌餡を
はさみ、柏の葉でくるんだ菓子である。京都では白味噌を上手
に使い、味噌餡の柏餅も風味がある。柏の葉は古代から食物や
酒を盛ったり、祭祀具として用いられたので、柏餅の歴史は、
とたずねると意外と新しく、江戸時代初期からのものであっ
た。端午の初節句は粽を贈り、その後は柏餅を配る風習があっ
たと伝えられる。
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