京ことば通信 =========================================水無月
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★京ことば 「ごいさぎ」 相馬 大
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水辺には、いつも鷺(さぎ)がいて、白い姿をうつす。ときに
は、大きな青鷺(あおさぎ)も、水をみていたりする。伝説では
あるが、五位鷺(ごいさぎ)の名が、この神泉苑(しんせんえ
ん)から生まれたことに、なつかしさがある。
醍醐天皇が、神泉苑で、池の鷺をみて、つれてこいと命じた。
鷺は、天皇の命令と知って、天皇の前に出る。天皇は、「参りた
るこそ神妙なれ。やがて、五位になせ」(平家物語 ― 五・鷺
沙汰・さぎのさた)と仰せられた。五位鷺、その名は、この神泉
苑から生まれたらしい。
とほつ代(よ)を 憶(おも)へばかなし
あをにごる 神泉苑の
み池に見いれば
新村 出(しんむら いずる)
この話しから、謡曲や狂言となり、ひろがっていく。後頭部
に、三本ほど、飾羽(かざりばね)があり、頭をさげた感じの姿
勢も、この伝説を生みやすくしたかと思われる。池ばかりの神泉
苑、いつも、水を、涼風(りょうふう)がわたってくる。
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★水無月の京だより
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6月30日(日曜日) 夏越祓(なごしのはらえ)
[上賀茂神社・北野天満宮・貴船神社 他]
市内各神社で行われる祓いの行事で、一月から半年間の人々の
罪や穢れを清めるもの。昔、蘇民将来(そみんしょうらい)が素
戔鳴尊(すさのおのみこと)から茅の輪の護符を受け取って疫病
から免れたという伝説に因み、各神社でチガヤで作った茅の輪が
祀られ、参拝者はそれを潜るとともに、紙でこしらえた人形(ひ
とがた)を奉納し、それに託して自らの穢れを流し去ります。
北区の上賀茂神社では、境内を流れる楢(なら)の小川の橋殿
で雅楽が奏され、小川では護摩木が焚かれます。やがて神宮が藤
原家隆の歌「風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしる
しなりける」を吟じ、参拝者から託された数多くの人形を小川に
流します。上京区の北野天満宮では、楼門に京都随一と云われる
茅の輪が設けられ、紙屋川に人形が流されます。また、貴船神社
でも鬱蒼とした茅の輪が作られるなど各神社で趣のある行事が行
われます。
雨の糸 しかと内外に 茅の輪立つ
[河内凡生]
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風韻涼菓 こほりもち
(心・荒挽粳米仕立 葛入蓮粉餅製
抹茶・番茶風味 二趣)
色に透く美涼 揺らめく涼味 二趣の茶風味あしらいて
舌ざわり滑らかき葛ものと餅の織りなす
奇品なる取り合わせ ―――
程良く冷やして一服頂きます。
●風韻涼菓 桃水甘
(白桃入 金箔添琥珀製)
乳白地の仄かなる桃果の色香 揺らめく
果の実に金箔漂いて「優雅桃水」 ―――
向暑に一服冷やして食せば一掬の爽風が
口福を奏でます。
【価格】 ・こほりもち 抹茶・番茶風味
各3個入 1,400円
・桃水甘 6個入 1,650円
・こほりもち 抹茶・番茶風味
各3個入2箱 桃水甘5個
化粧箱入詰合せ 2,600円
【販売日】 6月4日・5日・7日・8日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■ アジサイ
http://www.kogetsu.com/wa/60ajisai.htm
六月から七月に、街の家々の庭にはアジサイの大きな花房が
色づく。茎の軟かい落葉低木で、葉は大きくて厚い。花弁・雄
ずい・雌ずいは退化し、美しいのはがく片で、空色から淡紅
色。果実はふつうみのらないので株分けでふやす。暖地の海岸
に野生するガクアジサイから出たもので、鎌倉時代に関東から
園芸化されたと考えられる。室町時代の「尺素往来(せきそお
うらい)」では防葵花と書いている。近年は低くて葉も小さい
セイヨウアジサイがよく栽培されている。これもガクアジサイ
から出たものだが、ヨーロッパで改良されて、花の色に変化が
多く、鉢植えに適している。
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