京ことば通信 ========================================= 葉月
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★京ことば 「うめぼし」 相馬 大
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夏の座敷には、籐(とう)が、やはり涼しくみえる。お菓子
を、いただいていると、浴衣姿が、茶をすすめ、ことしの夏の京
都のきびしさについて、しばらく、話をされ、立ちあがった。
少し、短かめの浴衣で、素足(すあし)である。美しい、ウメ
ボシがみえた。いつも、白足袋(しろたび)であり、はじめてみ
た。そこへ、友人があらわれてきた。が、両足首の外側の踝(く
るぶし)の赤く、ひかる玉が、目にやきついている。赤くて、ま
るく、梅干、そのものである。
苔(こけ)のうへに さるすべりの花
ちりこぼれ 雨のあとにて
苔になじめり
半田良平(はんだりょうへい)
その踝は、庭にちる百日紅(さるすべり)の花の色のようであ
った。それは、常に、正座しているからのウメボシである。この
ごろ、ウメボシの美しい女性が、少なくなったと思い、友人との
話も、うつつに、聞いていた。
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★葉月の京だより
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8月16日(金曜日) 五山の送り火
[東山如意ケ岳、松ケ崎西山・東山、西賀茂妙見山
・衣笠大北山・嵯峨鳥居本曼荼羅山]
精霊を彼岸に送るとともに、無病息災を祈る盂蘭盆会の行事。
平安時代、弘法大師が自ら揮毫した文字を用いて始めたという
説もあるが、鎌倉時代に定着した精霊の送り火という習慣が、江
戸時代になって山に松明を掲げるという方法に発展していったら
しい。江戸中期には既に十山に及ぶ送り火があったが、現在の五
山に限定されたのは戦後になってからである。
午後七時、大文字山(如意ケ岳)では山上の弘法大師堂で般若
心経をあげ、仏前の酒(護摩酢)で心身を清めて親火を灯明から
移し、午後八時に点火されます。続いて八時十分に松ヶ崎で
「妙」「法」が、十五分には妙見山の船形と衣笠の左大文字、二
十分に曼荼羅山の鳥居形が点されます。
送り火に用いられる護摩木に名前を書いて志納すると厄除けに
なるといわれ山の麓で護摩木の受付が行われます。また、水や酒
の入った丸い盆に送り火を映して飲むと中風にならないとも云わ
れています。
夜空を焦がして燃え上がる五つの送り火とともに先祖の霊を送
ると、夏の暑さも峠を越え、京の町にも秋の気配が漂いはじめま
す。
燃えさかり 筆太となる 大文字 [山口誓子]
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●可甘清水 泉
(心・荒挽餅入 丹波大納言仕立 葛餅風 絞りもの製)
苔むす岩間に見立てし大納言小豆とお餅の織りなす親しき取
合せ宜しく 加えて緑苔むす淡き葛ものに透かせて涼味淡々―
●京干(かん)琥珀 黒豆こごり(まめこごり)
(丹波黒大豆入 琥珀糖製)
滋味豊かにして薬効にも富む健康食材「丹波黒大豆」を琥珀
の中に閉じ込めました。上によそおった粉糖が一層の涼感を
誘います。
【価格】 ・泉 10個入 1、700円
・泉 8個/
黒豆こごり 6個入 2箱
化粧箱入詰合せ 2、600円
【販売日】 8月1日・2日・3日・4日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■八月の香
http://www.kogetsu.com/wa/62kaori.htm
残暑の続くさなか、風の気配に秋をおぼえる初秋。立秋香は
香二種を残暑・秋風、客香を立秋と名付け、記録に全当を立
秋、無当を残暑、客香全当に「浅芽生の露けくも有るか秋きぬ
と目にもさやかに見え渡りぬる」と記す。鳴く虫のトップを切
って松虫香、野に咲く秋草を主題に秋七草香・小萩香・女郎花
香・朝顔香。小萩香では香四種を小萩・秋萩・真萩・絲萩、客
香を露として、秋萩を愛でる。
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