京ことば通信 ========================================= 長月
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★京ことば 「きあげ」 相馬 大
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久しぶりに、深草(ふかくさ)の町を、あるいてみた。「雀
(すずめ)のお宿」は、どうなったかと、気にしながらいくと、
新しく、建てかえられていた。あの瓢箪(ひょうたん)が、通り
庭の天井や軒(のき)に、さがる姿は、もう、みることができな
くなっていた。
まだ、京都らしい町屋(まちや)が、深草には、いっぱい残っ
ている。夕方になると、雀が、あつまってきて、穴のあいた瓢箪
にねむる。キアゲの前は、少し、あいていたことを思う。そのキ
アゲも、姿を消した。
秋風に ゆれて瓢箪(ひさご)の
すずめ留守(るす)
高桑義生(たかくわぎせい)
表(おもて)の庭から、のれんをくぐり、炊事場(はしり)の
土間(どま)から、ふりかえり、上をみる。戸があり、そこに、
むかしは、「薪(たきぎ)」を入れておいた。二階なので、「薪
場(きあげ)」という。京の町屋に、かならずあって、維新前夜
(いしんぜんや)、勤皇(きんのう)の志士(しし)をかくまっ
たところ、それも、キアゲである。
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★長月の京だより
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9月21日(土曜日) 名月管弦(かんげん)祭
[下鴨神社 京都市左京区]
旧暦8月15日、すなわち中秋には古くから観月の催しが行わ
れてきた。日本では、平安時代に唐から伝来した月見の風習が宮
中の行事に取り入れられ、宇多天皇の頃から月を観賞し詩歌管弦
を楽しむ月見の宴が催されるようになった。京都の社寺では現在
でも観月の行事を催すところがある。
下鴨神社では中秋の日、午後六時頃から「名月管弦祭」が行わ
れます。境内の舞殿(まいどの)に月見だんごやススキを供え、
その東の御手洗川に掛かる橋殿(はしどの)を舞台として古式豊
かな平安装束を身につけた下鴨雅楽会の人たちによる舞楽・管弦
の奉納があり、平安の昔を偲ばせる雅な月見の宴が行われます。
橋殿では、このほか箏曲や尺八の演奏も行われます。
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●初風景趣 はぎの風
(軽羹 上り羊羹 段合せ 棹物製)
ほつほつと咲き初めし 紅紫の風姿に心よせ―――
●野趣山幸 栗むし
(蕎麦薯蕷仕立 栗蒸羊羹製)
野趣ある竹皮仕立にて先がけの豊饒を祝います。
【価格】 ・はぎの風 1棹 1、200円
・はぎの風 1棹/栗むし 5個
化粧箱入詰合せ 2、600円
【販売日】 9月3日・4日・6日・7日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■名月の宴
http://www.kogetsu.com/wa/63meigetsu.htm
古代より近世にわたって行われた宮廷行事。八月十五夜に天
皇以下諸臣が月を賞で詩を詠じる儀式で、文献にみえる早い例
は平安初期の島田忠臣の「田氏家集」であろう。観月の宴は平
安時代の中期以降、特に盛んとなり、この日には絵所・作物所
が洲浜などの風流に趣向をこらしたことが、「栄華物語」など
に載せられている。また、「後水尾院年中行事」には芋や茄子
を供えた記事があり、収穫感謝の意味もあったことをうかがわ
せている。同じような観月の宴は九月一三日の十三夜にも行わ
れ、詩歌などを詠じる宴が催された。九月十三夜の宴は名月の
宴に対して後月の宴といい、名月の宴には芋を、九月十三夜に
は莢豆を供えたところから、八月十五夜の宴を芋名月、九月十
三夜の宴を豆名月ともいった。
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