京ことば通信 =========================================神無月
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★京ことば 「ぬいとり」 相馬 大
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秋風と共に、ひとはだの、ぬくもりを思う季節になった。めで
たい華燭(かしょく)の典(てん)、やはり、この季節に選ぶこ
とは、ひとの思いに、ふさわしい。一堂に、あつまるひとびと
も、その風景も、秋風のふくころが、最も、美しい。
なかに、ヌイトリの晴着(はれぎ)に、身をつつむ娘がいたり
する。刺繍(ししゅう)の晴着などと、誰も言わない。「縫取
(ぬいとり)」に、その作者のこころが、みえてくる。ヌイトリ
の花のなかに、娘が、むっくりと立っている。
わが宿の 垣根(かきね)の菊の
花ざかり まだうつろはぬ
ほどにきてみよ
藤原元輔(ふじわらのもとすけ)
どうやら、機械織(きかいおり)の刺繍と、手仕事の刺繍と
を、はっきり、わけるために、ヌイトリと言うのではないかと思
う。西陣(にしじん)という、歴史のふかい織物の地が、京都に
ある。そこに生まれてくるのが、ヌイトリである。
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★神無月の京だより
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10月22日(火曜日) 鞍馬の火祭
[由岐神社 京都市左京区 (鞍馬寺境内)]
天慶三年(940)九月九日の夜、平安京の内裏に祀られてい
た「由岐明神」を鞍馬の地に勧請(かんじょう)した際、村人が
葦の篝火を焚いて迎えたという故事にちなむものと伝えられる。
現在は新暦十月二十二日の夜に行われる。
当日の夕方、氏子町内の各家では門口に篝火が焚かれ、午後六
時、「神事、まいらっしゃれ」の触れ声とともに祭が始まる。襦
袢・前掛け・武者わらじ姿の子供や、白鉢巻き・わらじばきに締
め込み姿で友禅の長襦袢をまとった若者が、大小(1〜5m)の
松明をかざし「サイレヤ、サイリョウ(祭札や祭札)」の掛け声
を繰り返しながら町内を練り歩く。
午後九時過ぎ、鞍馬寺仁王門前の石段下に大小二〇〇本以上の
松明が勢揃いすると、石段奥の精進竹に張られた注連縄が切られ
る。それを合図にして、若者たちは参道奥の由岐神社に突進し二
基の神輿をかついで上下左右に揺さぶりながら石段を駆け下り
る。夜空を焦がす松明のあかりの中、長い石段を神輿が駆け下り
る様は誠に壮観である。
また、安産のご利益があるといわれ、神輿の町内巡行の際に
は、女性も神輿の曳き綱をひく。神事が終わるのは午前零時を過
ぎる頃である。
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風雅万葉 秋山甘肴(しゅうざんかんこう)
(心・渋皮付栗蒸羊羹仕立て
桂皮末風味軽羹製 棹もの)
千葉の彩りに見立てし黄熟(あき)色の軽羹地
加えし肉桂風味は万葉の枯淡の心―――
野趣味豊かな渋皮付栗蒸羊羹との取合せ
よろしく口福に味覚の「万葉散策」・・・
●果菓点心 栗一つ
(丹波産純栗金団製)
粒よりの丹波産 <銀寄せ> を荒皮のまま
蒸し上げひとつひとつ丁寧にほぐし出し
ここ一番の「旬」を茶巾絞りとしたもの
でございます。
【価格】 ・秋山甘肴 1棹 1、200円
・秋山甘肴 1棹/栗1つ 8個
化粧箱入詰合せ 2、600円
【販売日】 10月1日・2日・4日・5日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■有職文様
http://www.kogetsu.com/wa/64・・・
京都三大祭りの掉尾(とうび)を飾るのが22日の時代祭。
平安時代から維新期までの装束を着しての風俗行列は、まさに
有職(ゆうそく)文様を一覧できる機会でもある。有職文と
は、平安時代以来、公家の邸宅の内部・調度品・服装品・輿車
などの装飾に用いた独自の様式をもつ文様の総称。基本の文様
は、小葵文・唐草文・菱文・襷文・※か文・立涌文・亀甲文・
七宝文・石畳文・雲鶴文・海賦文などがある。いずれも平安貴
族の美的感覚がうかがえる文様である。
※「か」は「穴」の下に「果」
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