京ことば通信 ===========================================霜月
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★京ことば 「てんかのずし」 相馬 大
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古い町で、いろんな歴史や文化が、ひそんでいる。西陣郵便局
(にしじんゆうびんきょく)の西の通りを、テンカノズシと呼ん
でいる。むかし、北は今出川(いまでがわ)通り、西は千本(せ
んぼん)通り、南は中筋(なかすじ)通り、東はテンカノズシに
囲まれた地に、藤原定家(ふじわらのていか)の閑居(かん
きょ)、時雨亭(しぐれのちん)があったと、言いつたえてもい
る。
やはり、京都市内へ、時雨がふってくる道すじといえば、鷲ヶ
峯(わしがみね)、鷹ヶ峯(たかがみね)をぬらし、左大文字山
(ひだりだいもんじやま)、そのふもとの大北山(おおきたや
ま)や金閣寺(きんかくじ)をぬらしてくるのが、最も、美し
い。
しぐれかと 聞くは木(こ)の葉の
ふるものを それにもぬるる
わがたもとかな
藤原定家
時雨亭も、応仁の乱で焼け、東の道がのこり、定家辻子(てい
かのずし)と名づけた。いまは、テンカノズシとなまり、呼んで
いる。謡曲『定家』の舞台で、「げにげに、これなる額(がく)
をみれば時雨亭と」と、くちずさみ、行く人もある。
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★霜月の京だより
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11月3日(日曜日) 曲水の宴(きょくすいのえん)
[城南宮 京都市伏見区]
城南宮は平安遷都の頃の創建と伝えられ、後に鳥羽離宮が併設
された。中世以降は「方除けの神」としても信仰を集めている
が、昭和三十六年、境内に創られた神苑「楽水苑」にて、平安貴
族の優雅な歌遊びが再現されます。
当日は、あでやかな王朝風俗に身を包んだ男女の歌人が、本殿
にお祓いの後水干(すいかん)姿の童子に導かれて楽水苑へ向か
う。そして同苑をゆるやかに流れる「遣水(やりみず)」と呼ぶ
小川沿いに離れて座り、出された歌題によって和歌を詠みます。
和歌を短冊に認(したた)めると、小川を流れてきた羽觴(うし
ょう・・・雀を象って翼の形を付けた盃)の酒を飲み干すので、
盃が回ってくるまでに素早く歌を詠まなければなりません。これ
が雅楽のながれるなか続けられ、詠まれた歌は舞台に控える人に
よって観衆に披露されます。
この日は楽水苑が無料開放され、小川のそばに設けられた舞台
では、琴の演奏や白拍子舞・詩舞などが演じられます。また、四
月二十九日にも同じ行事が催されます。
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風韻季菓 凩(こがらし)
(心・小割栗入餡 潰小豆入軽羹製 棹もの)
小豆の皮を配(あしら)った軽羹地と小割栗餡は冬枯れの
色、冬木立に見立てた棹ものにて亭々たる裸木、晩秋の蕭条
とした風情を表しました。
●風韻季菓 冬至柚
(心・白味噌餡仕立 柚子入道明寺餅)
道明寺餅仕立てに柚味噌の仄かな香りその精気に京の冬をし
たため、味覚の厄払いと致したく、丹精を尽くしておりま
す。
【価格】 ・凩 1棹 1、200円
・凩 1棹/冬至餅 5個
化粧箱入詰合せ 2、600円
【販売日】 11月3日・4日・6日・8日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■サガギク
http://www.kogetsu.com/wa/65 ・・・
サガギクは右京区嵯峨でつくり伝えた菊で160年ほどの歴
史がある。11月に普通の菊より遅れて咲く。箒木(ほうき)
作りという、やせ姿に仕立てる。中菊で、花弁は初め縮れ乱れ
て繰り出し、伸びるにつれて垂れ、その後上に向かって立ち上
がり、茶筅(ちゃせん)を立てたような姿になる。嵯峨の大覚
寺の庭に栽培されるが、愛好家の展示もある。府立植物園その
他にも展示される。
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