京ことば通信 ===========================================師走
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★京ことば 「きたやましぐれ」 相馬 大
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北山は、『源氏物語』によると、鞍馬山から、御室(おむろ)
の大内山あたりまでの、北の山々という普通名詞である場合。ま
た、船岡山から、大内山までの、固有名詞としての北山。その二
つに、書きわけられている。
鏡石(かがみいし)の近くの三条天皇北山陵(きたやまりょ
う)、また、金閣寺ができるとき、現在地に移された「わら天
神」は、もと、北山天神と呼んでいた。その固有名詞の北山から
のしぐれを、『源氏物語』では、『北山しぐれ』と呼んでいる。
山より出づる、北しぐれ。
山より出づる、北しぐれ。
ゆくへや定めなかるらん。
謡曲 『定家』
この王朝以来の「北しぐれ」は、江戸時代になると、「北山し
ぐれ」と、「山」がついてくる。それも、船岡山と大内山との間
からふってくる、美しいしぐれ、その「北山しぐれ」は、地名を
ふくむ固有名詞でもある。
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★師走の京だより
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12月22日(日曜日) 南瓜(かぼちゃ)大師供養
[不思議不動院 京都市北区]
冬至の日に無病息災を祈願して南瓜を食べる行事。当日は午前
十時頃より祈祷法要が営まれ、中風除け・ボケ封じ・五体健康の
御利益があるとされるカボチャが大釜で炊かれて、参拝者に振る
舞われます。
昼が一番短くなる冬至は、太陽が最も衰退し農耕生活に一種の
危機が訪れる日として、陽気の回復・再生を願って神に祈る行事
が世界的に行われてきた。クリスマスの儀式も起源はこの陽気回
復を願う風習が背景にあるとも云われ、農耕の再生をもたらす神
聖な旅人がやってくるという神話が、日本では弘法大師伝説と結
びついて各地に伝えられている。また、冬至にカボチャを食べる
習慣は江戸時代に広まったとされるが、カボチャは太陽を象徴す
るとされ、神への供物としたものだといわれる。また貯蔵もきく
ので野菜の少なくなる冬に健康維持に役立つ食物として重用され
た事も見逃せない。
不動院の伝承によると、本山の醍醐寺から賜った弘法大師像に
御霊写しの儀を執り行う前の夜、初代貫主圓心師が祈りを捧げて
いる時に「余は南瓜大師なるぞ。我が法徳に因って無事息災に人
々を救わん」とのお告げがあった。以後この大師像は「南瓜大
師」と呼ばれて南瓜を供え、南瓜供養が冬至の日に行われるよう
になったと伝えられています。
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風韻季菓 歳のしめく栗
(小豆皮むき餡仕立 栗羊羹)
「淡味淡彩」
小豆皮むき餡に織りなす栗本来の風味を新しい豊饒の祈りと
して一とせの味覚の「しめくくり」と致したく存じます。
●鼓月謹製 御節菓子
京のお節に欠かせない黒豆と栗金団
迎春への縁起宜しき程に―――
「黒丹波」 (小割栗入甘辛黒豆製)
「栗きんとん」 (純栗餡仕立てきんとん製)
【価格】 ・歳のしめく栗 1棹 1、200円
・黒丹波 1個/栗きんとん 1個
歳のしめく栗 1棹
化粧箱入詰合せ 2、600円
【販売日】 12月1日・2日・3日・4日・5日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■おだい
http://www.kogetsu.com/wa/66odai.htm
おだいは大根のこと。京都では物の上に「お」をつけて、下
をはぶいて言うことが多い。「おこんにゃ」「おかぼ」「お揚
げ」「お焼き」等々…。霜が降りると大根にも甘みが出て、丸
大根・長大根にかかわらず、引きたてを揚げ豆腐とたくと、
ぼっとりとしておいしい。12月7日と8日は千本釈迦堂の、
9日と10日は鳴滝の了徳寺の大根だきがあって、大釜でたか
れたあつあつをいただくと、からだがぬくもり、中風除けのま
じないになるという。
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