京ことば通信 ===========================================睦月
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★京ことば 「ふゆとし」 相馬 大
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年賀状を見ていると、「新春」とか、「迎春」という、美しい
ことばが、目に入ってくる。正月らしい気分である。車も、走っ
ていない。久しぶりであると思う、下駄の音も聞こえてくる。氏
神への、初詣のひとらしい。
近づいてきて、「おめでとうさんどす。ふゆとしは、お世話に
なりまして、本年も、あいかわりませず」と、あいさつする。こ
れまた、久しぶりに聞く、「冬年(ふゆとし)」である。美しい
ことばであると思う。
なんとなく 今年はよいこと
あるごとし 元日の朝
晴れて風なし
石川啄木
「冬年」は、あて字のようである。「経(ふ)ゆ年」で、「す
ぎた年」ということらしい。正月の晴着であるからか、ねむって
いた「ふゆとしは」が出たらしい。言ったひとも、あれっとい
う、顔をしたようである。
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★睦月の京だより
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1月4日(土曜日) 蹴鞠(けまり)始め
[下鴨神社 京都市左京区]
蹴鞠は、6〜8名の鞠人が鹿皮で作った鞠を靴の背で蹴り上
げ、落とさないように巧みな足さばきを見せながら次々に渡して
いく球技。
古くに中国から伝わったとされ、皇極3年に中大兄皇子が鞠を
蹴ったと「日本書紀」に記されており、平安時代には貴族の遊び
として盛んになった。
相手に蹴りやすい鞠を与えて出来るだけ落とさないように長く
蹴り続けることを競ったが、次第に形を重んじるようになって、
所作の多くが儀礼的な形式・特徴を持つようになっていった。現
在は無形民俗文化財に指定されている。
下鴨神社の蹴鞠始めは京都蹴鞠保存会が奉納する。新春の張り
つめた清新な雰囲気の境内に15メートル四方の鞠場が設けら
れ、美しい色の水干(すいかん)・葛袴(くずばかま)・烏帽子
(えぼし)に革製の靴という公達(きんだち)姿の鞠人が登場す
る。解鞠(とけまり)の儀式の後、王朝時代さながらに優雅な蹴
鞠が始まる。「アリャー」「ヨウ」「オウ」の掛け声とともに白
い鹿皮製の鞠を蹴り上げ、王朝の雅が再現されます。
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●新年賀菓 菱葩(ひしはなびら)
(心・甘煮牛蒡 白味噌餡仕立 求肥餅製 たたみもの)
菱葩は宮中正月の儀式に用いられる鏡餅の上の葩が菓子に
なったもの
ほんのりとうす紅透く風雅な姿に初春の慶をしたため
謹製致しております。
●梅花撩乱 春薫(しゅんくん)
(軽羹 梅味蒸羊羹 二段合せ 棹もの)
白雪に見たてし純白の軽羹地と梅味蒸羊羹
仕立ての「梅花撩乱」―――
酸甘ほど良き味わいに待春の情をしたため
丹精を尽くしております。
【価格】 ・春薫 1棹 1、200円
・春薫 1棹/菱葩 4個
化粧箱入詰合せ 2、600円
【販売日】 1月6日・7日・8日・10日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■かるた
http://www.kogetsu.com/wa/67carte.htm
かるたはポルトガル語の carte(札)が語源で、安土桃山時
代に渡来した。当初のものは48枚の札を使用する「天正かる
た」、次いで75枚を使う「うんすんかるた」も輸入された
が、後に現在花札と呼ばれる花かるたが考案され、最も普及し
た。
これらのかるたは賭博として行われることが多く、しばしば禁
令が出されてきた。いずれも京都が主産地で、建仁寺かるた・
坊門かるたの名が有名であった。百人一首を折り込んだ歌がる
たは、歌貝という駒形の札に歌を書いて取り合った遊戯が、外
来のカルタの形を借りて発展したもので、江戸時代初期に完成
した。現在京都の歌がるたの生産は全国市場をほぼ独占してい
る。
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