京ことば通信 ===========================================弥生
------------------------------------------------------------
■□■□■ 京菓子処 鼓月 http://www.kogetsu.com ■□■□■
■□■ 発行/広報担当・福岡智彰 service@kogetsu.com ■□■
お申し込みに従い、毎月25日にお届けしています。ご意見・ご要望
は上記アドレスまでお願いします。このメールへの返信は別アドレ
ス宛になりますのでご注意ください。
============================================================
------------------------------------------------------------
★京ことば 「ゆりね」 相馬 大
------------------------------------------------------------
草のみどり、そのみずみずしさにも、春が、みなぎっている。
鬼百合(おにゆり)の芽も、家の裏、山科疏水の土手に、あらわ
れてくる。が、ことしは、猪(いのしし)に掘られ、その球根
(鱗茎・りんけい)の百合根が、食べつくされてしまい、芽が、
あらわれない。
この百合根は、茶碗蒸のなかに、白い貝のすがたのようにし
て、沈んでいる。それにしても、「ゆりね」とは、美しいことば
であると思う。茶碗蒸の百合根に、山百合の白い花が、そこに、
みえてくる。
水(みづ)湧きぬ かげろふたちぬ
草萌(も)えぬ いま大地(おほつち)は
しづ心なし
尾上柴舟(おのえさいしゅう)
百合根は、山百合・鬼百合の鱗茎で、食用になるもののことで
ある。美しい笹百合、鉄砲百合など、ほかの百合では、百合根と
はよばない。ことしは、裏の土手に、鬼百合の花をみることが、
できないようである。
------------------------------------------------------------
★如月の京だより
------------------------------------------------------------
3月30日(日曜日) はねず踊り
[随心院 京都市山科区]
山科区の南、小野御霊町にある随心院は、平安時代の歌人小野
小町ゆかりの寺で、彼女のもとに九十九夜通ったという深草少将
の非恋物語を伝えることから、小町寺とも呼ばれている。大正時
代の末まで、子供たちが百夜(ももよ)通いに因んだ童話を歌い
踊りながら、家々をまわる風習があったという。現在の踊りは、
この風習を元に復活したものである。「はねず(唐様)」とは、
梅の花や薄紅色を表す古語で、梅の花が咲くこの季節にちなんだ
ものである。
少女たちは、頭に紅梅の枝を挿した花笠を着け、はねず色の段
絞りの小袖を着て登場する。八名の少女が四名づつ、小野小町と
深草少将に扮し、梅林に設けられた舞台の上の風流傘(ふりゅう
がさ)のまわりを、童唄に合わせて華やかに踊る。少女たちの可
愛いしぐさに誘われるように、京の山里にも春の盛りが訪れる。
------------------------------------------------------------
★京菓子処 鼓月 最新情報
------------------------------------------------------------
■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風流蕨餅 春朧(しゅんろう)
(心・半小豆漉餡仕立 本蕨餅製 黄奈粉添)
朧月に見立てし半小豆漉餡と本蕨餅の柔らかき口あたりは、
この季ならではのやさしい味覚───。芳しき黄奈粉の香り
とともにお召し上がり下さい。
●至味春麗 野佳(やよい)
(村雨入軽羹 栗蒸羊羹 竹皮包蒸し物製)
萌え出づる野に託す春到来の喜びを三味三彩のいろどりを
以って竹皮の馨せにしたため爛漫の春を前に、一足早い
口服の花を咲かせます。
【価格】 ・野佳 1棹 600円
・春朧 8個/野佳 2個
化粧箱入詰合せ 2、600円
【販売日】 3月6日・7日・8日・9日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■比良八荒(ひらはっこう)
http://www.kogetsu.com/wa/69hirahakko.htm
京滋地方で比良八講とか比良八荒とも呼んでいるが比良八講
あれじまいが正確である。
琵琶湖の西岸、比良山中の八所神社で、法華八巻の講義問答を
する法会が3月26日頃にある。これが八講である。この頃、
一時的に冬型の天気になり、冷たい北西の季節風が吹く。
湖国では秒速20メートルもの突風が吹くこともある。
京都ではたいした風が吹かなくても寒くなる。
寒の戻りである。
============================================================
■購読中止は http://www.kogetsu.com/kotoba/ からどうぞ。
■配信先変更はいったん登録を解除して、新アドレスで再登録して
ください。
■発行:広報担当・福岡智彰( service@kogetsu.com )
■インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行していま
す( http://www.mag2.com/ )。IDは0000007495です。
------------------------------------------------------------
■□■□■ 京菓子処 鼓月 ■□■□■
■□■□■ 京都市伏見区横大路下三栖 612-8235 ■□■□■
■□■□■ TEL.075-623-1651 FAX.075-623-1656 ■□■□■
■□■□■ お近くの店舗をご利用ください(店舗一覧) ■□■□■
■□■□■ http://www.kogetsu.com/kigyo/tempo.htm ■□■□■
============================================================
|