京ことば通信 ===========================================皐月
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★京ことば 「きぬさや」 相馬 大
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初夏の風が、その色や姿のなかを、ふきぬけていく。5月だな
あと、しみじみ、思われてくる。きぬさや、このことばが、初夏
の風を心に、ふかせてくれるのかもしれない。
きぬさや、それは、莢腕豆(さやえんどう)のことである。料
理も、ぼたんゆばのお平(ひら)となった。ゆりねにきくらげ、
ぎんなんを、生ゆばで包み、あげしたてにしたものである。だし
をはった、お平のぼたんゆばに、きぬさやが2つ、のっている。
まさに、初夏の風である。
はつなつの かぜとなりぬと
みほとけは をゆびのうれに
ほのしらすらし
会津 八一(あいづ やいち)
おそらく、衣莢腕豆(きぬさやえんどう)の「衣莢」であろ
う。王朝時代の女性の衣(きぬ)、いわゆる絹織りの衣を思って
のことらしい。卯花襲(うのはながさね)が、みえてくるようで
あり、萠葱(もえぎ)のみどりに、白をかさねたような、やわら
かさが感じられてくる。
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★皐月の京だより
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5月18日(第3日曜日) 三船祭
[車折(くるまざき)神社 京都市右京区・嵐山大堰川]
舟遊祭、西祭とも云う。社伝によると、昌泰元年(898)9
月、宇多上皇の行幸に際して大堰川で船遊びが行われたことにち
なみ、昭和3年の御大典記念行事として催されたのが始まりであ
る。また、祭りの名となっている三船は、白河天皇が大堰川行幸
の時に、漢詩・和歌・奏楽の三船を設けたことによる。
当日は、正午ごろ、車折神社で神事が行われたあと、同社を神
幸列が出発し、渡月橋を渡って中之島公園から御座船に乗り込
む。龍頭船では管弦楽、鷁首(げきす)船では迦稜頻(かりょう
びん)、胡蝶(こちょう)の舞の奉納があり、その他詩歌船、書
画船、献歌献花船、稚児船、謡曲船、小唄船など数多くの芸能船
が、新緑を川面に映した大堰川をゆったりと上下し、王朝の優雅
な船遊びが再現される。
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.htm
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●風韻季菓 緑風
(丹波大納言入浮島仕立 羊羹合わせ 蒸もの製)
風薫るこの季、端午の節句に願いを託す「尚武」ならぬ「菖
蒲」にことよせ、白・紫の浮島地と黄・緑の羊羹にてハナシ
ョウブを表しました。「至味薫風」ご賞味下さいませ。
●風韻季菓 茶山袱紗
(心・丹波大納言求肥餅合せ
抹茶風味平板焼皮 包みもの製)
萌えたつ若葉の頃、この季の風物詩 茶摘にことよせ、抹茶
をあしらった餅皮風焼皮と丹波大納言・求肥餅の織りなす可
美し醍醐味―――。
口福眼福共に緑の風を招きます。
【価格】 ・緑風 1棹 1,200円
・緑風 1棹/茶山袱紗 4個
化粧箱入詰合せ 2,600円
【販売日】 5月8日(木)〜11日(日)
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■蛙(かえる)
http://www.kogetsu.com/wa/71kaeru.htm
ヒキガエルのように2月・3月にもう産卵するものもいる
が、多くのカエルは春早くに鳴き出し、4月〜5月に産卵す
る。枝先に白色の泡状卵塊を作るのはモリアオガエル。北部一
帯に多いが市街地の神社仏閣でもみることができる。
南禅寺近くの渓流には山地性のタゴガエルもいる。また河川
ではカジカガエルの美声を耳にする。カジカとゲンジボタルの
分布は大体一致しており、カジカのコーラスを背景に蛍火の舞
うことが多い。
ついでながら京都では、前部にだけ二階のある家を蛙建
(かえるだち)といって嫌う風習がある。
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