京ことば通信 ===========================================文月
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★京ことば 「れいぜい」 相馬 大
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京都では、よく、「冷泉」という文字をみかける。冷泉町(れ
いせんちょう)・冷泉通(れいせんどおり)・冷泉家(れいぜい
け)などが、それである。それは、すべて、王朝時代の冷泉小路
(れいぜいこうじ)に、由来することだけが、はっきりしている。
二条城の壕(ほり)の北東、生垣のなかに、「冷然院跡(れい
ぜんいんあと)」という、石碑(いしぶみ)が立っている。嵯峨
上皇の上皇御所(じょうこうごしょ)であった。その後、たびた
び火災にあい、天暦(てんりゃく)8年(954)、「然」の文
字に「火」がつくと「燃(もえる)」になるので「泉」と改め、
詩歌の宴が催されつづけた。
冷泉院者 (れいぜいゐんは)。
萬葉之仙宮 (まんえうのせんきゅう)。
百花之一洞也(ひゃくくわのいっとうなり)。
景趣幽奇 (けいしゅいうき)。
煙霞勝絶──(えんかしょうぜつなり)。
菅原 文時(すがわらの ふみとき)
冷然院(れいぜんいん)は、冷泉院(れいぜんいん)となり、
やがて冷泉院(れいぜいいん)・冷泉院(れいせんいん)と呼ば
れる。道も、冷然小路(れいぜんこうじ)・冷泉小路(れいぜん
こうじ)から、冷泉小路(れいぜいこうじ)・冷泉小路(れいせ
んこうじ)となっていったらしい。
それで、冷泉町(れいせんちょう)の名も残ったようである。そ
の道も、いまは、夷川通(えびすがわどおり)という。
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★文月の京だより
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7月31日(木曜日) 千日詣り
[愛宕神社 京都市右京区]
右京区の愛宕山上(標高約924メートル)に鎮座する愛宕神
社で行われる。同社は、社伝によると丹波国からの勧請とされ一
般には火伏せの神として信仰されている。今も愛宕神社の「火廼
要慎」のお札は多くの京都の台所に貼られている。
7月31日夕刻から8月1日にかけて同社にお参りすると、千
日分参拝したと同じ御利益があるといわれ、数多くの登山・参拝
客でにぎわいをみせる。7月31日は午後9時から夕御饌(ゆう
みけ)祭、翌8月1日は午前2時から朝御饌(あさみけ)祭が執
行され、護摩焚神事・火伏神事・お神楽などが行われる。
一の鳥居から山頂までの約5キロメートルの参道を懐中電灯片手
に参るのだが、坂道は急で参拝に苦労する。「伊勢へ七たび、熊
野へ三たび、愛宕さんへは月まいり」の俗謡でも知られ、日常生
活に密着した幅広い信仰を持っている。
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★京菓子処 鼓月 最新情報
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■今月の「四季の可美物(うましもの)」
http://www.kogetsu.com/uma/index.html
その季節の風趣を盛り込んだ限定販売の特別なお菓子です。
●紅涼水菓 水かがり
(乳酸・伊予柑風味 山葡萄入・琥珀水製)
夏の夜の風物詩、鵜飼の篝火に事寄せ、北の産なる幻の木の実
の紅と酸味を用いて篝火映える「紅涼水」にと見立てておりま
す。
●風韻夏涼 岩清水
(心・大納言小豆蒸羊羹 葛 軽羹合わせ 棹もの製)
淡泊な葛と軽羹を合わせて口当たりよろしく、岩間に見立てし
大納言小豆の風味を添えて、夏のさ中にこんこんと湧き出でる
清冽な流れに事寄せたお菓子でございます。
【価格】 水かがり 8個 / 岩清水 1棹
化粧箱入詰合せ 2,600円
【販売日】 7月10日、11日、12日、13日
※あらかじめご予約いただきますようお願い申し上げます。
※一部店舗ではお取り寄せ品となります。
■土用の虫干し
http://www.kogetsu.com/wa/73mushiboshi.html
土用は暦の上で春夏秋冬と四回あるが、普通土用という時は
夏の土用をいう。その土用には、三日三晩の土用干しというよ
うに梅干を干すし、衣類を風に当てたり、掛軸も干す。
有名寺院でも蔵を開けて風を通すので、寺宝の拝観もできる機
会である。また、かごとかぼて(張りかご)に渋をぬるのも土
用の仕事で、土用のうちはなんやらかんやらと用事が多い。そ
れに土用は暑さも極みの時である。
虫干しに 猫もほされて 居たりけり 一茶
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