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vol.03

その三 六地蔵めぐりツアー参加記


 京都では、8月22日から23日にかけて洛中へ向かう街道沿いの六つの地蔵尊を巡り、無病息災・家内安全を祈願する「六地蔵めぐり」という風習があります。
先日、その「六地蔵めぐり」をバスで行く日帰りツアーに参加しました。

 京の六地蔵は、平安時代小野篁(おののたかむら)が大病にかかった時に夢の中に現れた比丘の教えに従って、宇治の木幡山の一本の桜の大木から六体の地蔵尊像を作って、現在の伏見・六地蔵に安置したのが始まりといわれています。その後、後白河法皇がその六地蔵尊を深く信仰し、都の守護と街道を行き来する旅人の安全を願って、平清盛に命じて、京の都へ向かう街道の入り口に六角堂を建ててそれぞれ六体の像を分置したとされています。
 
 バスツアーは朝9時半に京都駅前を出発するということで、バス発着場へ向かうと、そこには既に10台近くの観光バスが並んでいました。
その人気の高さにはちょっとビックリでした。

 山科地蔵(徳林庵)の六角道  昨年のお札は紐に巻きつけてお返しする(山科地蔵)


 さて私の乗り込んだバスは、まず旧東海道沿いの山科地蔵(徳林庵)へと向かいます。
バスは小さな路地へは入れないので、少し離れたところでバスを降りてお参りに向かいます。
 お参りが終わると早々にバスに戻って、次は奈良街道沿いの伏見六地蔵(大善寺)へ。
 そこも又離れた場所から10分ほど歩き、お参りを済ませるとバスへ戻ってきて次は西国街道の鳥羽地蔵(浄禅寺)へ……と午前中の行程は続きます。

 伏見六地蔵(大善寺) 気温もかなり上がってきました(^^;)  水塔婆の供養(大善寺)


 当日の京都は最高気温が36度に達するこの夏一番の猛暑。
バスの中は冷房が効いていますが、お参りする場所まで歩く行程が結構大変で、汗だくになりながらの六地蔵めぐりとなりました。

 鳥羽地蔵(浄禅寺)冷たいお茶を頂きました  本堂にてご法話を頂く(鳥羽地蔵)

 鳥羽地蔵では和尚さんからご法話をうかがってちょっと一息。
お参りの後昼食の場所へと向かいます。

 こちらが昼食  ツアーのメンバーが揃ってお昼を頂きます(智積院会館)
 午後は、鞍馬街道の鞍馬口地蔵(上善寺)、周山街道の常盤地蔵(源光寺)、と順番に回ります。
 鞍馬口地蔵(上善寺)にもお参り   常盤地蔵(源光寺)は境内が狭くてかなり混雑しています
 日中の強い日差しにかなりバテてきましたが、最後の山陰街道・桂地蔵(地蔵寺)に着く頃にはようやく日も西へ傾き始め、少しホッとしたところで六地蔵めぐりは終了。
午後5時過ぎには京都駅前に戻ってきました。
 漸く六つ目の桂地蔵(地蔵寺)に到着しました。

 炎天下にはなかなかハードなお参りでしたが、参加された方はそれぞれお札(各寺で色が異なる)を買い求め、水塔婆を供養して熱心にお参りしておられました。
毎年欠かさず巡られる方もおられるようです。


 各寺で頂いたお札

 6つのお地蔵様は有名なお寺ではありませんが、晩夏の京都へお越しの際は一度お参りに行かれてみてはいかがでしょうか。
その際は暑さ対策だけはお忘れなく………。

(2003年8月)

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