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vol.20
その二十  清涼寺のお松明に出かけました。
 3月になっても時おり寒波がやってくる変化のはげしい気候が続いていますが
先日、嵯峨野に春の訪れを告げる嵯峨釈迦堂・清涼寺のお松明(たいまつ)に出かけました。

 この行事は清涼寺式といわれる独特の釈迦如来像を安置する嵯峨釈迦堂らしい仏涅槃会の行事の一つで
入滅した釈迦が荼毘にふされる様をしのぶものと伝えられています。
江戸時代頃から行われていたという記録が残っているそうです。

 三基の柱松明はそれぞれ早稲・中稲・晩稲に例えられ、それぞれの火の勢いで米作の豊凶を占うと云われています。


赤松の枝と藤の蔓で作られた高さ8メートル余りの柱松明。 当日の清涼寺境内は露店が並んで大変賑やかになります。
荘厳な造りの仁王門
奉納された護摩木と写経
清涼寺は梅の花でも有名です。 お松明の本番。まず護摩木が焚かれます。
柱松明の周りをお坊さんと松明保存会の方が巡ります。 護摩木の火が藁束を使って順番に松明へと移されます。
大きな火柱が上がり、火の粉が舞い上がります。 柱松明の一つ(向かって右側)が傾きかけています。
グラグラとゆれながら見物の人たちのほうへ倒れてしまいました。
幸いケガをした人はいなかったようです。
どんどん松明が燃えていきますが左側は少し火の勢いが弱いようです。
松の枝が燃えて、骨組みだけになってきました。 火の勢いもかなり弱くなって……
真ん中の松明はほとんど燃え尽きました。
左側は少し燃え残ったようです。(右側の炎は倒れた分です。)
最後は水をかけて消火。
涅槃会の行事もこれで全部終了です。
 
 今回は松明の燃え具合がきれいに揃わず、倒れてしまうなどのハプニングもありました。
良くない事がおきたりするのに繋がらなければ……などと少し心配になってきます。
(2005年3月)

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