寒い冬の間、京都は比較的観光客も少なく、神社やお寺も静かな佇まいを見せていますが、今の時期、京都市観光協会主催の「第40回・京の冬の旅」〔3月19日(日)まで〕の企画の中で、11の寺院に於いて、普段は非公開の文化財が特別に公開されています。
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今回は、その中で洛東・東山近辺の4つのお寺を紹介致します。
(※写真をクリックすると大きいサイズで見ることが出来ます。)
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| まず、祇園界隈にある建仁寺の塔頭、開山堂と両足院を訪ねました。 |
建仁寺は鎌倉幕府二代将軍・源頼家を開基として創建された臨済宗のお寺で、日本最古の禅宗寺院として知られています。
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開山堂はこの建仁寺の開山である栄西禅師の墓所で、栄西禅師像と源頼家公の像が安置されています。
隣接する客殿は妙心寺玉竜院から移築したもので、内部には加藤文麗筆「龍虎図」や原在中筆「松鶴波図」「白梅郡禽図」の襖絵があり、杉戸には原在中による「孔雀図」が描かれています。
苔むした庭園には開山お手植えの菩提樹が今も茂っています。
※写真は入り口となる楼門。洛西・鳴滝の妙光寺から移築したと伝えられる。
(内部は撮影禁止です。)
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両足院は開山堂の北側にあり、建仁寺住持第35世龍山徳見和尚を開山とする寺院です。(「両足」とは仏の10の尊称の一つ「両足尊」からとられているそうです。)
庭園は約300坪もある雄大なもので枯山水庭園「方丈前庭」「方丈東庭」と、享保年間作庭と見られる池泉廻遊式庭園「書院前庭」からなります。
庭園北側には織田有楽斎の名席・国宝「如庵」の写しと伝えられる茶室「水月亭」、またその隣には昭和初期、白木屋当主・大村彦太郎氏により寄進された茶室「臨池亭」があります。
今回の特別公開ではさらに書院内で江戸時代後期に京都画壇として活躍した伊藤若冲筆「雪中雄鶏図」や、重要文化財で通常は京都国立博物館に所蔵されている長谷川等伯筆の襖絵「松に童子図」が「里帰り」して展示されています。
※写真(右)は両足院正面。
(内部は撮影禁止です。)
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建仁寺の本坊。
拝観は別料金になりますが、こちらにも橋本関雪筆の襖絵や法堂天井の小泉淳作筆「双龍図」など見所がたくさんあります。
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建仁寺から次の目的地・高台寺への道すがら、石塀小路を通るのも京都らしい風情が味わえます。 |
高台寺は豊臣秀吉の正室・北政所が秀吉の菩提を弔うために創建したお寺として有名ですが、近年は枝垂桜をライトアップした夜間公開などでも知られます。
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今回は、開山堂から霊屋(おたまや)へと普段立ち入ることの出来ない「臥龍廊」を通っていくことが出来、また普段は非公開の霊屋の内部とご本尊の大随求菩薩が特別公開されます。 |
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重要文化財の開山堂。高台寺第一世の住持、三江紹益禅師を祀っています。
礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井、前方の格子天井には秀吉が使った御船の天井が用いられています。 |
龍の背に似ているところから名づけられた「臥龍廊」。
写真左手にある開山堂から右手の霊屋へと続きます。 |
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臥龍廊を霊屋から開山堂方向へと覗く。
かなり急なのでお気をつけて……。 |
北政所の墓所でもある霊屋。
厨子内左右には秀吉と北政所の木像が安置されています。
須弥壇や厨子には、高台寺蒔絵と称される華麗な蒔絵が施され、桃山時代の漆工芸美術の粋を集めた大変美しいものです。
(内部は撮影禁止です。) |
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高台寺の西にある圓徳院でも、秀吉の念持仏「三面大黒天」やご本尊の釈迦如来像が特別公開されます。
写真では襖(襖絵は赤松燎画伯による「白龍」)の向こうに見えています。
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国名勝に指定されている北庭。
(紅葉直前の様子はこちらを御覧下さい。) |
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今回ご紹介した4つのお寺へ行くには、阪急電車・河原町駅、京阪電車・四条駅、またはJR京都駅から市バス206番「東山安井」停留所下車が便利です。
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これら4つの内、3つを拝観してそれぞれでスタンプを押してもらう(専用の用紙が各寺院にあります。)と、鼓月祇園店「茶房華心」他で、「ちょっと一服」していただけるサービスを実施致しております。
(「茶房華心」では、早春の季節に因んだお菓子をお召し上がり頂けます。)
東山散策の際に、ぜひご利用下さいませ。 |
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京都市観光協会ホームページでの詳しい説明はこちらです。
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