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vol.30
その三十  東山花灯路と青蓮院の夜間特別拝観に出かけました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            
 今年で3年目を迎え、古都の早春の行事として定着した感のある「京都・東山花灯路」が、3月18日から始まりました。

 東山一帯の散策路が露地行灯で照らし出される期間中に、近辺の寺院では夜間特別拝観とライトアップが行われています。
 今回はその中の一つ、青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)を訪ねました。

 青蓮院門跡は天台宗総本山比叡山延暦寺の京都五ヶ室門跡の一つであり、別名その地名を取って粟田御所(あわたごしょ)ともいいます。
 比叡山東塔の南谷にあった住坊「青蓮坊」がその起源と伝えられています。

 その第十二世行玄大僧正に鳥羽法皇がご帰依になって第七皇子を弟子とされ、院の御所に準じて京都に殿舎を造営し、青蓮院と改称せしめられたのが門跡寺院としての始まりになります。

 また、天明年間、御所が炎上した際、後桜町上皇はここを仮御所とされました。

 ご本尊は熾盛光(しじょうこう)如来といい、天台宗に伝わる密教の修法「熾盛光法」の本尊にあたる仏様です。
 この仏様は、大日如来の頭の上に座られ、全身から太陽の光にも似た強烈な光を発していて、そのお力と熾盛光法によって鎮護国家や宮中のご祈祷が頻繁に行われてきました。


 庭園のライトアップはこのご本尊に因み、「光の由来」をテーマとし『熾盛の光の曼荼羅』として開催されています。

※写真をクリックすると大きいサイズでご覧頂けます。
東山・花灯炉のスタートは、やはり八坂神社から(西楼門前) 有名な円山公園のシダレザクラもまだこんな感じです。
知恩院前の壁に映る桜の枝の影。
良く見ると芽が少し膨らんできていました。
路沿いの10箇所に大型のいけばなが飾られています。
いよいよ青蓮院門跡へ。先ほどの八坂神社・西楼門からは
徒歩12,3分ほど。
門前にある楠の巨木。親鸞聖人のお手植えと伝えられ、
京都市の天然記念物に指定されている。
宸殿内にて
宸殿内
奥に見えるのは「浜松図襖」
小御所内の襖絵
庭園へと続く通路 庭園のライトアップ
青い光が輝く。
灯された火は蝋燭の灯りです。
庭にご本尊を表す梵字「ボロン」が映されています。
庭園内も散策できます。
手前は龍神池。その奥は…
ライトアップされた竹林
楓の木。紅葉したらさぞ美しいことでしょう。 後桜町上皇が学問所として使われた「好文亭」(再建)の夜景
サーチライトも輝いています。
伝統的な建物と現代の技術が独特の調和を見せています。
通路に置かれた行灯。 道端の行灯がほのかに足元を照らします。
 青蓮院門跡の夜間特別拝観は、東山花灯路の終了(3月21日)と同時に一旦終了しますが、4月29日〜5月7日(5月1日を除く)にも行われます。
 ちょうど庭園の霧島ツツジが満開になり、木々の新緑も綺麗な頃なので、また違った風情が楽しめることでしょう。

*青蓮院門跡のホームページ → http://www.shorenin.com/
(2006年3月)

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