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vol.36

その三十六  松尾大社・八朔祭に嵯峨野六斎念仏を見に行きました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  
 洛西・松尾大社では、毎年九月第一日曜日に、旧暦8月1日(朔日)の祭礼・八朔祭が行われますが、そこで奉納される嵯峨野六斎念仏を見に行ってきました。

 八朔祭は、ちょうど旧暦8月1日(朔日)の頃、作物が台風や病虫害の被害をこうむる事が多いため、風雨を避け、五穀豊穣・家内安全を祈る祭礼で、松尾大社では明治18年から行われているそうです。

 このとき様々な行事とともに、嵯峨野六斎念仏が奉納されますが、これは平安時代に空也上人が信仰を広めるために始めた「踊躍念仏」が起こりとされ、松尾大社の神前で初めて奏したとも伝えられています。

 八朔祭の当日は十余りの演目が披露されますが、どれもリズミカルな伴奏と素早い動きを伴ったもので、見る者を飽きさせないものでした。

 つたない写真で六斎念仏の魅力がどれだけ写し取れるかは大変心もとないのですが、その雰囲気が少しでも伝われば幸いです。



 ※写真をクリックすると大きなサイズでご覧頂けます。
 六斎念仏が行われる松尾大社・本堂前の拝殿
 これから六斎念仏が始まります。
 数々の演目の様子をご覧下さい。 

 最後の演目「神楽獅子」のクライマックス。
 土蜘蛛の精が獅子を退治します。
 念仏が終わる頃、境内は次第に夕闇に包まれます。



 奉献された提灯が境内・参道の各所に吊るされ、
 夕暮れとともに灯りが燈されます。
 春には一面が満開の山吹で埋め尽くされるところです。
 2日間にわたって行われた八朔祭もようやく終わりとなります。

  
 松尾大社の八朔祭では、国体の京都府予選を兼ねた神事相撲(「八朔相撲」)、嵐山渡月橋を渡って野々宮神社までの女神輿巡幸など、様々な行事が2日間に渡って行われます。


※嵯峨野六斎念仏保存会のホームページ

→ http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ky-sagan/index.html

  
(2006年9月)

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