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vol.45
その四十五  庭園が美しい詩仙堂を訪ねました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            
 梅雨入り間近のこの季節、木々の緑が色濃くなるとともに初夏の花が次々と咲いていきます。
先日、庭園の美しさで有名な洛北・詩仙堂を訪ねました。

 詩仙堂は、正しくは六六山(ろくろくざん)詩仙堂丈山(じょうざん)寺と号する曹洞宗の寺院です。
 江戸時代の文人石川丈山が、寛永十八年(1641)自らの隠棲のため建立したのが始まりで、凹凸(おうとつ)か〔… でこぼこした土地に建てた住居の意〕とも呼ばれています。
 丈山は、三河国(現在の愛知県)の人で徳川家康に使えていましたが、禄を辞して京都に住み、試作に励むとともに林羅山ら一流の文化人とも交わり、茶道においては奥義を極めました。
 晩年はこの詩仙堂で寛文十二年(1672)八十九歳で亡くなるまで悠々自適の生活をしたと伝えられています。
 建物は、詩仙堂・嘯月楼(ちょうげつろう)など十の区画からなり、詩仙堂には狩野探幽筆による中国三十六詩人の肖像と詩を描いた額が掲げられ、「詩仙堂」の名前の由来ともなりました。
 庭園は、東に滝、前庭にツツジ・サツキの苅込みを配した枯山水庭園で、庭の奥から聞こえる丈山愛好の僧都(鹿おどし)の音が印象的です。
 秋の紅葉も有名ですが、ちょうどサツキの花が見頃と聞いて先日訪ねてみました。
 (撮影:6月1日)

※写真をクリックすると大きいサイズでご覧いただけます。
参道の奥にある「老梅関の門」 「老梅関の門」をくぐって「嘯月楼」を望む
定規で測ったように整えられたサツキの苅込み 木々の緑と白砂が美しいコントラストを見せています。
東山三十六峰を模していると云われる苅込み。
綺麗に苅り込んでいる分、花の数は少な目のようです。
整えられた前庭の片隅
庭に降りて建物を望む。
サツキの花はちょうど満開でした。
緩やかな斜面をうまく利用して、さほど広くない庭園が表情豊かに演出されています。
さまざまな種類の木々や草花が植え込まれています。 初夏の陽射しを浴びて輝く楓の若葉
庭のあちらこちらに季節の野花が花を咲かせていました。
鉄線の花もひっそりと咲いていました。
京鹿の子も繊細な花を咲かせています。
当日は青空が広がる爽やかなお天気でした。
かって英国のチャールズ皇太子と故ダイアナ妃もご覧になったというお庭です。
 詩仙堂は様々な草花が次々と咲き続けることでも有名です。

 また季節を変えて訪れてみたいと思います。
(2007年6月)

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