京都市と京都市観光協会が主催する定期観光バス「京の夏の旅」では様々なコースが準備されていますが、今年は「京の涼景と貴賓館をたずねて」、「教科書に見る京都・再発見」、「妙心寺『雲竜図』と京都の世界遺産」の3コースが期間限定で新しく設けられました。
このうち、今回は歴史の教科書でおなじみの(…でも実際見た経験は意外と少ない?)文化財を巡る「教科書に見る京都・再発見」のコースに行って来ました。 |
「教科書に見る京都・再発見」は、中学校や高校の日本史の教科書には必ず出てくるその時代を代表する仏像や絵を今に伝える古寺を実際に訪れて、京都が誇る歴史と文化に思いを馳せるという趣旨で行われています。
さらに今回は、清滝川沿いの景勝地・高雄にて夏の風物詩「川床」の体験も加えて京の夏を満喫できるようになっています。 |
(撮影:8月9日)
※写真をクリックすると大きいサイズでご覧いただけます。 |
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| まず、国宝「鳥獣人物戯画」が伝えられている高山寺・石水院を訪れました。」 |
寺伝によれば宝亀五年(774)光仁天皇の勅願によって開創され、当初、神願寺都賀尾坊と称したが、鎌倉時代に明恵上人が後鳥羽上皇から勅額「日出先照高山之寺」を賜わり、寺名を「高山寺」としました。
写真はその勅額です。 |
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石水院からの眺め。瑞々しい木々の緑がまぶしいほどに輝いていました。
石水院は後鳥羽上皇の学問所を移築した建物で、国宝に指定されています。
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鳥羽僧正が描いたと伝えられる「鳥獣人物戯画」(複製)はこんな感じで見ることが出来ます。
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なお、本年11月3日から12月6日まで東京ミッドタウン内サントリー美術館にて、開館記念特別展「鳥獣戯画がやってきた!―国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌―」が催され、「鳥獣人物戯画」の実物をはじめとする様々な資料が展示されるそうです。
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明恵上人は栄西禅師が中国より持ち帰った茶種を高雄で育てたことから日本における茶祖と云われています。
高山境内の一角には「日本最古の茶園」とされる茶畑があります。
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高雄の紅葉でよく写真の題材となる場所です。
全山真紅に染め上がる紅葉の見頃の時期は、一日数千人が高山寺を訪れ参道や門前には行列が出来るほどだそうです。
解説をしてくださった方も「高山寺を訪れるのは秋以外がおすすめ」とおっしゃっていました。
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高山寺の後は、昼食を食べに清滝川沿いにある「高雄もみぢ家別館」へ。
つり橋を渡っていくと、やがて鮎を焼く香りが漂ってきます。 |
こちらがお昼の「涼風料理」。京都らしい、あっさりとした味付けの懐石弁当です。
そして…… |
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| やはりこの時期欠かせない鮎の塩焼き。お酢のたれをつけていただきます。 |
高雄もみぢ家別館」川床からの眺め。清滝川が渓谷の下を流れていきます。 |
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| お昼をいただいた後は妙心寺塔頭の一つ、退蔵院へと向かいます。 |
退蔵院は、応永十一年(1404)に波多野出雲守重通が妙心寺第三世無因宗因禅師に帰依して建立された寺院ですが、今回このコースで採り上げられたのは、この寺に山水画の始祖といわれる如拙の代表作「瓢鮎図(ひょうねんず)」が伝えられているからです。 |
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国宝に指定されているこの水墨画は、如拙が室町幕府四代将軍足利義持の命により「瓢箪で鯰(なまず)をおさえとることができるか」という問答をテーマに描いたものです。(本堂で見学出来るのは模本です。)
この問答の答えについてはぜひ、今コースへ参加してお寺の方の解説をお聞きになって下さい。 |
境内には室町時代の画聖・狩野元信の作による枯山水庭園もあります。
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こちらは昭和になってからつくられた庭園「余香苑」
様々な季節の花で彩られています。水琴窟の音もぜひ聞いてみて下さい。 |
さて、日差しの強い境内から妙心寺に隣接する花園会館へと場所を移し、冷たいお茶と鼓月の葛菓子「泉」で一服です。 |
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最後は太秦・広隆寺で国宝・弥勒菩薩半跏思惟像を拝観します。
境内の霊宝殿に飛鳥・天平時代から鎌倉時代に至る国宝・重要文化財の仏像約50体とともに納められています。
(内部は撮影禁止です。) |
ちょうど桔梗が美しい花を咲かせていました。
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緑に包まれた講堂
晩秋の風情についてはこちらをご覧下さい。
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夏の太陽がまぶしい静かな昼下がり。
これで本日の行程はおしまいです。
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| 第32回「京の夏の旅」『教科書に見る京都・再発見』は、9月30日(日)まで、JR京都駅前・京阪三条駅前より毎日出発します。
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「京の夏の旅」他、京都定期観光バスについて詳しくはこちらです。
※http://www.kyototeikikanko.gr.jp/
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