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vol.34
 
〔西雲院へ太田垣蓮月ゆかりの蓮を見に行きました。〕


 洛東・吉田山の麓にある西雲院というお寺は境内の牡丹や蓮、百日紅の花が美しい事で有名ですが、幕末の歌人・陶芸家、太田垣蓮月ゆかりの蓮があると聞き、梅雨空の下、見学に行きました。
 

 西雲院は金戒光明寺の塔頭で、法然上人が金戒光明寺を開くきっかけとなった紫雲石を賜わって開創されたお寺です。山内に幕末の会津藩士の墓地があることでも知られています。
 境内にある蓮鉢の一つが、太田垣蓮月が晩年身を寄せていた洛北・西賀茂の神光院に植えられていた蓮だそうです。


 残念ながら神光院では蓮池が昭和20年頃になくなってしまい、その蓮は宇治・三室戸寺に伝えられましたがこれも途絶えてしまい、ここ西雲院に預けられた蓮が今、花を咲かせています。



(写真をクリックすると大きいサイズでご覧頂けます。)
 紫雲石が祀られている西雲院境内の祠  紫雲石。この半畳ほどの白河石に比叡山を下った法然上人が腰掛け、念仏を称えるとにわかに紫雲がたちこめ光が満ちたという。
 これにより、念仏の道場としてこの地に金戒光明寺を開いたと伝えられている。
 本堂の前には様々な種類の蓮の鉢が並べられています。  これが太田垣蓮月ゆかりの神光院蓮。
 ちょうど一つだけ花が開きかけていました。
 折から降る小雨に濡れて花の美しさがより際立っているようです。
 葉の上にたまった雨水。ガラスのように輝いています。  蓮の花びらと水玉がまるでオブジェのようです。
 雨模様の空の下で、明るく輝くような花。  西雲院は金戒光明寺から東へ徒歩約3分、墓地を抜けた先にあります。
   
(2006年7月)
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