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vol.48  

〔賑やか太夫道中と、しっとり嵯峨野の紅葉〕


 まだ平年よりは暖かめとはいえ、11月にはいって随分と涼しくなってきました。
先だっての日曜日、古都の風情と紅葉の色づき具合を見に嵯峨釈迦堂・清凉寺へ行ってきました。
 清凉寺はもとは嵯峨天皇の皇子・源融の別荘の跡に建てられ、法然上人もここを訪れたという由緒あるお寺ですが、墓所には江戸時代初期の島原の遊女で後に大坂・新町遊里に移り、二十七歳で没した夕霧太夫の墓があります。
 夕霧は、音曲・舞踊・茶・花・若などの豊かな教養と美貌で人気を集め近松門左衛門の「夕霧七回忌」という作品のモデルともなった名妓でしたが、毎年11月第2日曜には島原の太夫を招いて本堂で法要を行い、境内で太夫道中が行われます。
 撮影:11月11日

(写真をクリックすると大きなサイズでご覧いただけます。)
 すぐそばで道中が見られるだけに、見物の人が大勢集まり、まるで「ぶらさがり取材」のような騒ぎになっていました。
 あっという間に太夫道中は終わってしまったので、改めて境内を散策してみると、楓の紅葉は5分くらい進んでいました。綺麗に染まっているところをいくつか集めてみました。
   
   桜の葉も赤く染まっていました。
 本堂をバックに。
 嵐山・大堰川河畔にて。
 午前中は時雨のように小雨が降っていましたが、午後になって秋の陽射しが射してきました。
 京都の各地もだんだん紅葉が色づいているようですが、「全山紅葉」といった一番の見頃は、やはり11月下旬から12月初旬にかけてになりそうです。
(2007年11月)
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