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京で育ったお菓子作りの魂

試行錯誤の連続だったが、
しがらみや既成概念に縛られずに新しいことに挑戦。

鼓月は戦後間もなく、京の町で産声を上げました。当初は経験も知識もなく失敗を重ねながらも、そのことを逆に糧として何とか軌道に乗せることができました。老舗のお菓子屋がひしめく京都において、「新参者」であったことが、逆にしがらみや既成概念にとらわれない新しい和菓子を生み出すもとになったのです。だからこそ、これまでの京菓子の枠を越えたアイデアが生まれてきたのだと思います。

私たちは山紫水明の地、古都・京都の醸しだす風情と伝統ある京菓子の技術を活かしながらも、そこに創造的な感覚を取り入れ、時代のニーズを捉えた商品づくりを行ってきました。その柔軟な姿勢があったからこそ、鼓月のブランドイメージを形づくっていくことができたと感じています。

「鼓月」という屋号は、妙心寺の管長であった古川大航老師に命名していただいたものです。この名前には、「打てば響く鼓に想いを寄せ、その名あまねく中天に響き、月にも届け」という社業発展を願う意味が込められています。
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